2012年7月8日日曜日

トルコ記-光と影-

肝心なことは
心で見てたいのに
すぐ忘れそうになる。

たった一週間ほどの旅
だったけれど、
いろんな出会いと思考のおかげで
わたしの目は腫れている。

生きるためのレシピはない
のに私たちは
窮屈になったりする。

旅中、日本語が少し出来る、
NURI君という青年に出会った。

一緒にごはんを食べながら、
彼は私に

「ジンセイハ、ムズカシイデス…」

と言った。
思わぬ言葉にビックリした。

わかるよと口から出かけたけど
それはやめて、
そうだねって、私たちは黙々と
ごはんを食べた。

ひとはみんなそれぞれに悩みや
痛みを抱えて生きている。

どうか私のまわりの人達が
幸せであるように。
そんな大それたことを
たびの終わりに考えていた。

長い目で見たら、
旅の途中で。

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